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ゼロの使い魔5

ゼロの使い魔 (5) トリスタニアの休日 (MF文庫J)
ゼロの使い魔 (5) トリスタニアの休日 (MF文庫J)ヤマグチ ノボル 兎塚 エイジ

メディアファクトリー 2005-07-22
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あらすじ

才人はある日突然異世界ハルケギニアに『召還』されてしまった高校生。元の世界に戻る方法を探しつつ、美少女魔法使い・ルイズのもとで使い魔として暮らしている。顔は可愛くても高飛車で意地っ張りなルイズとは、いつからかお互いを意識するようになったものの、すれ違ってばかり。そんな状態で迎えた夏休み、アンリエッタ女王に町の偵察を頼まれた才人とルイズは、下町の酒場で住み込みのアルバイトをはじめる。ルイズはプライドの高さから客を怒らせてばかりだが、店では客からもらうチップを競う「チップレース」が行われることに……(第一話)。今回は夏休みを舞台にした短編集。大人気のキュルケ&タバサの出会い編も収録!(『ゼロの使い魔5』より)

感想

3本立ての短編集です。第二話は半分位が回想形式ですが、基本的には首都のトリスタニアが舞台となります。

第一話の「『魅惑の妖精』亭」では、ルイズと才人はワケあって酒場で働くこととなりますが、今回は才人がやたらルイズに振り回されます。そして、ルイズの接客は見ていてヒヤヒヤします。とはいえ、基本的には日常的な感じです。

第二話の「炎の出会いと風の友情」は、前述のとおり回想形式で、キュルケとタバサの友情はどのようにして生まれたかが描かれています。タバサの心の雪風を溶かし、二人に友情が芽生える場面はちょっと感動的で、見どころです。

第三話の「トリスタニアの休日」は、題名の割には、今回一番本編?に近い内容です。つまり、アルビオン諜報員が絡んできます。やはり短さの割には、3つの話の中でも一番内容が深く作られているように思います。

短編集ということでストーリーは若干停滞気味ですが、内容も雰囲気もまさに「夏休み」という感じで、それを味わう楽しさがこの作品にはあります。

分析

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