分析!!ライトノベル~ラノベ旧刊から新刊まで~

ロウきゅーぶ!⑤

ロウきゅーぶ!〈5〉 (電撃文庫)
ロウきゅーぶ!〈5〉 (電撃文庫)蒼山 サグ てぃんくる

アスキーメディアワークス 2010-06-10
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あらすじ

夏といえば海。海といえば水着。前回の失敗を繰り返さないよう、真帆の別荘で行われる強化合宿はもちろん智花たち女子バスケ部の面々もやる気満々なのだが、別荘は海のすぐそば!智花も水着を新調したことだし、まずは夏の海を堪能したり楽しむことも大事な訳でして。「さっそくすばるんに見せにいこーぜっ」「ひなといっしょだと……ごめいわく?」「うう、ぬるぬるして気持ち悪いよお~」「あまり無理に引っ張ると愛莉の服が!」「す、昴さんと星を見れて……幸せです」そんな中、なぜか一人ひなたが落ち込み気味で合宿の前夜に――。悩み多き少女たちに 翻弄されまくりなさわやかローリング・スポコメディ⑤!(『ロウきゅーぶ!⑤より』)

感想

今回は予告通りの海合宿です。練習風景その他がメインとなっており、バスケの試合はありません。その代わりに最後はバスケではない勝負が繰り広げられます。

最初が本っ当に手の込んだ詐欺的内容で掴みにかかってくるのはいつも通りとして、おおよそ話はひなたに関する出来事から始まり、そのまま今回は彼女をメインとした話が繰り広げられます。その問題解決の場面は感動でき、いい見どころとなっています。

前回の惜敗もあり、今回の練習は地道なものばかりです。それに全力で取り組む部員達は見ていて眩しく、自分も見習わなければと思ってしまいます。とにかく彼女達の純情にはロリコンとか邪な感情一切抜きで魅了されてしまいます。

前回あたりからチームのレベルが一段上がっているように感じます。もはや遊びではなく、アスリートとなっていくチーム(昴も含む)の成長が実感できるのも面白さの一つかと思います。

そして今回昴を差し置いて遂にガチロリコン登場です!!流石本物はすごい。何がすごいのかというと、越えてはいけない一線を守りつつ、その中で最大限のことをするという自己管理能力!まさに「イエスロリータ・ノータッチ」の模範と言えるでしょう。昴も見習うべき…なのか…?

そして葵はいつパンチラ要員から全裸要員になったのでしょうか…!?ちなみに今回も彼女は「迫るBBA」としてちゃんと働いてくれています。

少し気になったのは、「interlude」と称した本編とは別の場所でのやりとりです。地の文の視点が、第三者と葵が混在した状態になっており、違和感を覚えました。

いつも悪く言っている挿絵ですが、シーンの選択が良いためか、いつもと比べていい絵が多くなっているように思います。あくまで個人的な感想ですが。とはいえ、今回昴が3回も挿絵に登場しているにもかかわらずやはり顔は見えません。何故頑なに避けているのでしょうか。

分析

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