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分析!!ライトノベル~ラノベ旧刊から新刊まで~

可愛くなんかないからねっ!

可愛くなんかないからねっ!〈2〉 (電撃文庫)
可愛くなんかないからねっ!〈2〉 (電撃文庫)瀬那 和章 シコルスキー

アスキーメディアワークス 2011-11-10
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あらすじ

町内で人形が盗まれるという怪事件が続発。『隠れ謡』の関与を疑い調査を開始した文野ハルと砂原コトだが、事件を解決する代わりに何故か町内祭のステージに出演することになってしまう。そのうえ、ハルがミュージカルに出演すると聞きつけたお兄ちゃんLOVEな妹・万里や、旧校舎のマイナークラブたちの手助けもあって、『長月祭』開催に向け一致団結する『神話収集クラブ』の一同。そんな中、突如練習を休むと言い出した砂原さん。……彼女の真意とはいったい?女の子に秘密はつきものなんです!?ドキドキ“未体験”ラブコメ第2弾!(『可愛くなんかないからねっ!2』より)

感想

男の娘が主人公の、少々マニアックなシリーズ2作目です。例によって、とにかくハルがかわいいです。

その一つの例ですが、「犯人への怒りがオーブンで焼いているアップルパイみたいにむくむく膨らんできた。」「最初は体からホールのショートケーキ一個分くらい離れていたのが、ドーナツくらい、シュークリームくらいって近づいていって、今はもうお腹のすぐ前、マカロンを縦にしたらやっと入るくらいの距離だ。」(作中より)というように、いちいち例え方が可愛らしくて微笑んでしまいます。割とシリアスな場面でもそれを吹き飛ばすくらいの可愛さです。

ハルの変身も見どころです。変身の度に違うバージョンを見ることが出来ます。もちろん作中でも見る者をイチコロという可愛さです。

話の流れは、小さな事件を経ながらクライマックスに辿り着くというような感じです。読んでいると、ページの余り具合で、今が最後の山であるかどうかは大体察しがつきます。

今回はハルと小町が組んで敵と戦う場面もあります。新たな組み合わせや戦い方が楽しめました。今回のバトルシーンを総合的に見ると、ややあっけないという感じも否めないのですが、クライマックスの戦いはそれが気にならないほどにすごいです。

すごいといったら語弊があるかもしれません。というのも、とても派手にドンパチやる訳ではありません。どういうすごさか一言で説明しようとすると、4章のタイトル「マジカル・ショウタイム」というのがぴったりかと思います。こんな綺麗な戦い見たことが無いです。

しかし、明らかな誤字や矛盾も数か所見受けられ、確認を徹底してほしいと思いました。いい場面で間違いがあると興ざめなので。

また、今作では和の雰囲気が少々薄くなっているようにも感じます。物語進行の関係上のそういう場面が少ないからかもしれませんが、個人的にはもっと強調してもいい部分だと思います。

挿絵についてですが、前作と比べて目のあたりとかの作風が変わっているように感じました。実は、個人的に前の絵の方が好きなので、少し残念です。

本作でこの物語は一区切りということです。文中にもそれがにじみ出ていて、まとめるところはまとめているような感じを受けました。それでも、個人的にはもし続刊が出るならば読んでみたいと思えるようなシリーズでした。

分析

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