涼宮ハルヒの驚愕
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あらすじ
SOS団の最終防衛ラインにして、その信頼性の高さは俺の精神安定に欠かさざる存在であるところの長門が伏せっているだと?原因はあの宇宙人別バージョン女らしいんだが、そいつが堂々と目の前に現れやがったのには開いた口も塞がらない心持ちだ。どうやら、こいつを始めとしたSOS団もどきな連中は俺に敵認定されたいらしいな。上等だ、俺の怒髪は天どころか、とっくに月軌道を超えちまってるんだぜ?待望のシリーズ第10巻!(『涼宮ハルヒの驚愕(前)』より)
団長閣下による難関極まりないSOS団入団試験を突破する一年生がいるとは思わなかったが、俺に押しつけられた「雑用係」という不本意な肩書きを譲渡できる人員を得た幸運を噛みしめるのに、何のはばかりもないはずだ。なのに、ハルヒ同席のあのぎこちない再会以来、佐々木たちが顔を見せていないことが妙に引っかかるのはどうしてかね。類い稀なる経験に裏打ちされた我が第六感は、何を伝えたいんだ?圧巻のシリーズ第11巻!(『涼宮ハルヒの驚愕(後)』より)
感想
深い話です。。暴走するハルヒは、このシリーズを通しての定番かつ重要な読みどころですが、今回は、苦渋を噛みしめる長門、決意を固めるキョン、佐々木の確固たる信念、そしてあの藤原でさえ…。変化する世界に巻き込まれる人々の中にある、人間味が感動的です。キョンを巻き込むバトルシーンや、活発で意欲に溢れるヤスミの姿も見どころです。
最終章は、話が大きく動き、目が離せません。前作から引き続き2つの流れの疑問も解決されます。3巻にわたる内容にふさわしい展開が待っています。
分析
- 内容:4
- 描写:4
- 文体:5
- 挿絵:5
- 情熱:4
- 萌え:5