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分析!!ライトノベル~ラノベ旧刊から新刊まで~

とある魔術の禁書目録

とある魔術の禁書目録(インデックス) (電撃文庫)
とある魔術の禁書目録(インデックス) (電撃文庫)鎌池 和馬 灰村 キヨタカ

メディアワークス 2004-04
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あらすじ

自分の部屋に、純白のシスターがいきなり空から降ってきた。「ありえねえ…」上条当麻はつぶやくが、そのシスター姿の少女はこう言った。自分は魔術の世界から逃げてきた――と。ここは“超能力”が“一般科学”として認知された、アンチ・オカルトの学園都市。上条は『インデックス』と名乗る謎の少女の言動をいぶかしむが、二人の前に本当に“魔術師”が現れて――!期待の新人が贈る学園アクションストーリー登場!(『とある魔術の禁書目録』より)

感想

…ここ最近で一番の良作です。300ページ弱という一般的なページ数の中に、内容がしっかりと詰まっていて、読むのに時間を要しました。しかし文自体はとてもテンポのいいもので、何時間でも読みふけることができるものでした。これはすなわち、値段の割に得るものが大きいということに他なりません。

上条当麻は、あるきっかけで出会った純白のシスター、インデックスとの関わりの中で起こる事件に、自らの右手に宿る幻想殺し(イマジンブレイカ―)を用いて立ち向かっていきます。彼の右手の能力は、『異能の力』を打ち消すというもの。日常生活では全く役に立たず、その力を認められもしない彼が、右手を使って何をしていくのか。これが今作の大きな見どころの一つです。

…というようになんか厨二病の匂いがプンプンしますが、その辺は「物語だから」と割り切ることが出来ればこの作品を大いに楽しむことが出来ると思います。

注目のバトルですが、当麻の能力が上記のような物のため、必然的に「異能と異能がドンパチ」という展開にはならず、フィールドを活用した、また普通とは一味違うバトルを楽しめます。もちろん作者の力量によって、その魅力は余すことなく表現されています。

日常パートはダレることなく、会話もユーモアに富んでいで、テンポよく進みます。とはいえ、話が話なので、ホンワカとした気分に長く浸れる部分はあまりありません。

さて、外伝で大活躍で、私も大好きなビリビリ中学生こと御坂美琴ですが、今回は、登場することで世界観を説明し、当麻の能力を披露するくらいしかストーリー上は意味を成していないように思います(後の出来事に関係する暗示と取れる部分はあるが)。誤解を恐れずに言えば、今回何故彼女を登場させる必要があったのか、少し疑問に思います。今回は彼女なしでも、このストーリーならば、つつがなく進行したのでは?ということです。

物語を通して当麻は激アツです。今作のいい場面は彼が持っていってくれています。

作者の表現力については、これまた高レベルです。情景・動作・心情の全てが心惹かれる物で、感性やユーモアにも富んでいます。

読み終わって、現時点で既刊が20冊以上出ていることに納得しました(逆にそれがハードルではあったのですが)。身近にあった名作を発掘出来て嬉しいです。

分析

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