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分析!!ライトノベル~ラノベ旧刊から新刊まで~

物理の先生にあやまれっ!

物理の先生にあやまれっ! (物理の先生にあやまれっ! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
物理の先生にあやまれっ! (物理の先生にあやまれっ! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)朝倉 サクヤ pun2

集英社 2011-04-22
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あらすじ

アキバに突如現れた巨大ゴーレム、通称“AAE”。その存在理由を知る日米ハーフの天才科学者ソフィーの下に、日本中から集められた21人の高校生達。キューこと橋良九星は“AAE”のパイロットとして名乗りを上げるが、黒髪に純白リボンの美少女、綾瀬川椛にその座を奪われ…。世界の平和は彼らが守る!!(『物理の先生にあやまれっ!』より)

感想

読む前に、ロボット系のバトル物か?と思っていたら実際はその様な色は濃くなく、逆に、自分自身との戦いが多く描写されています。「支える」というテーマ(個人的にそう思う)によって、物語が比較的最初から最後まで芯の通った物となっており、そのテーマに絡んだ情熱的場面が沢山あります。

しっとりとした場面も多く、それも見どころです。やはりこのような場面があると、登場人物たちの魅力は引き立ちます。辛さに耐えかねて見せてしまう弱さには、とても心を動かされてしまいます。(感動とはまた違うのだが…表現しにくいです)

描写については、音速を越えた時の衝撃波、音と光の速度の違いなど、理系の気を引く描写がたくさんあるにもかかわらず、意味不明というわけでもなく、とても面白いです。表現も平易なため、読みやすいです。

ただ、若干残念なのは、前半、少々展開が急すぎるところ。その為か、熱いセリフも空回り気味に感じます。(そういう仕様なのかもしれないが…)もう少し引き伸ばしてゆっくり読者を世界観に導入してもいいと思います。また、テーマの芯を通し始めるのが少し遅いような気がします。これほどテーマが生きている小説は少ないので、1ページ目から芯を通せば、より良い作品になったと思います。また、エロ描写でゴリ押し気味かなという気もします(この辺は微妙な加減が難しい部分ではあるのですが…)。また、平易な表現ゆえに内容が少し浅い感じに見えてしまいます。

ということで、読む際は前半で多少「ん…?」と思っても少し我慢して読み進めるといいと思います。後半になるに従って、見どころも増え、内容も深くなっていきます。

分析

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