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分析!!ライトノベル~ラノベ旧刊から新刊まで~

灼眼のシャナⅡ

灼眼のシャナ〈2〉 (電撃文庫)
灼眼のシャナ〈2〉 (電撃文庫)高橋 弥七郎 いとう のいぢ

メディアワークス 2003-04
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あらすじ

『すでに存在亡き者』だった悠二。彼は自分の存在の消失を知り絶望するが、その内に秘める宝具『零時迷子』の能力でどうにか普段通り生活していた。悠二を護る灼眼の少女・シャナ。彼女は彼女なりに、そんな悠二に活をいれようとするが、どうにもうまくいかない。二人の間には、いつしか心の歪みができていた。すれ違う二人。そして、それに呼応するように一人のフレイムヘイズがやってくる……。奇才・高橋弥七郎、渾身の新シリーズ第2弾!!(『灼眼のシャナⅡ』より)

感想

今回も熱い作品です。しかも、マージョリーが登場したことで、前作よりも熱さは増しています。では何故彼女はそのように豪快な人間になったのか。それにまつわる悲しい過去、そして佐藤と田中がそれを知る場面も見どころです。やはり敵とはいえ、信念に沿ってまっすぐ進む姿には感動させられます。

一方のシャナは初めは不調。しかし、「うけいれる」というテーマに沿って、悠二が自分と向き合い、ラミーの協力を得ながら、真実をつかんでいきます。苦労しながら真実を手に入れる姿は、本当にかっこいいです。悠二が変わっていき、シャナも変わっていきます。

文体は、基本的にとても詩的なものですが、さらにそれに加えて、所々に詩が挿入され、とても味わい深い作品になっています。表現については、感情と仕草の結びつきがよく分かる文で、その場の様子が非常に高精度に表現されています。また、前作同様、バトルの動きも細かく描写されており、心情、動作ともに精度の高い表現に仕上がっています。あとがきも、様々な人物の視点から書きながら進めていくという形式で、ユニークなものでした。

ただ、地の文でタネ明かしをした場面は少し「ん?」と思いました。ここは登場人物の会話かそれに類するものに組み込んだほうが自然な感じになるのではと思いました。(それが難しい場面といえばそうかもしれませんが。)

しかし、全体としては、内容も良いし、表現も深く、とてもいい作品だと思います。

分析

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